高広伯彦の『インバウンドマーケティング』を読んだ書評について

アウトバウンドマーケティングの終焉を感じた

私は2017年現在でも、アウトバウンドマーケティングの手法を未だに利用している会社も存在していると感じた。

アウトバウンドマーケティングの具体例

・テレアポ

・飛び込み営業

・メール営業

・ダイレクトメール(DM

・FAXDM

・セミナー

上の世代が行った成功例でもあり、その因習を下の世代に根性論で押し付けて行わせるのだ。

 

これからの集客マーケティング方法としての有効性はあまりなく、企業側からの押し売りは非効率的であることがこの本からも理解できた。

 

そこで、この本では、インバウンドマーケティングを提唱している。2012年ごろから日本国内でも聞かれるようになったワードであり、これは米国のHabSpot社が提唱したウェブマーケティングの考え方である。

 

潜在ユーザーに自社商品を発見してもらうということが必要で、そのためにウェブ上で有益なコンテンツを提供して、“興味・関心”を持ってもらう。

そして、購入、ソーシャル上でのシェア、顧客化、という一連の導線設計の施策により顧客とのコミュニケーションをおこなうというウェブマーケティングであるが、現在では当たり前のように行われていると感じる。

 

電通では、インターネットユーザーは検索をして、そこで比較検討をおこない、購入後にはその評価や情報を他人とシェアしたくなるという欲求行動が働くということで、下記一覧を提唱していた。

AISASモデル

・Attention(注意)

・Interest(関心)

・Search(検索)

・Action(行動、購入)

・Share(評価をネット上で共有)

 

HubSpot社の提唱

・attract(惹きつけ、喚起)

・engage(愛着、信頼)

・delight(顧客満足)

などを手法として挙げている。

 

インバウンドマーケティングの今後を考えてみる

SEO対策などは、アクセスをどう稼ぐなどかなどの手法で使われていると考えていた。質の低いコンテンツであっても、SEO対策などの小手先テクニックを駆使することで、アクセス数を増やすなどに悪用されている場合もあったと思われる。

 

 インバウンドマーケティング視点のSEO対策では、特定のキーワードの検索順位を上げればそれで終わりではなく、キーワード設計に基づき有益なコンテンツを多く作って、潜在ユーザーに広く知ってもらうというコンテンツ施策が必要になるとされている。

・ユーザーに知ってもらう【発見フェーズ】

・コンテンツに興味・関心【好感フェーズ】

・ユーザーの購入を促す【アクションフェーズ】

・ソーシャル上でのコンテンツ拡散【シェアフェーズ】

 

とそれぞれのフェーズをクリアしていくことがインバウンドマーケティングであるというのが理解できる。

 

日本ではHabSpot社から広まった、インバウンドマーケティングであるが、この本は2013年と古く、この本でのSEO対策も変化しており、インバウンドマーケティングの考えさえも時代遅れとなっていくのだろうと思う。

 

私自身の興味関心として、新たなるマーティングの手法を調べていきたいと考えられるいい本であった。